ある日学校から帰ってきた時に
長女(10)が発した言葉
それは
○○人は本当に嫌い
差別になるのであえて国名は伏せておきます。
娘に何があったの?と聞いてみると
学校のルールで学校内ではスマホで
ゲームをしてはいけないと決まっているのに
○○人の女の子(Aとする)がゲームをしていた
とのこと。
その女の子がゲームをしていたから
他の子(Bとする)もゲームを始めて
Aがみんなからゲームはダメだよという
空気を読み先に止めていたみたい。
しかし、Bは継続してゲームをしていて
AがBにゲームはダメだよと
注意するという場面があり
娘からすると最初にAがやっていたのに
なぜBに注意するの?という
疑問が湧いた様である。
*娘が偉いのはここを言わずに
心の中で留めておくことができるところ
その時のAの注意の仕方も
自分はルールを守って
ゲームは全くしてないと言わんばかりの
態度でBを注意していて、
娘からするとAが始めたからBも始めたんだから
Aも悪いでしょというまさに正論だった。
このような出来事が毎日のようにあるらしく
娘は○○人のAに対して不快感を持つように
なり○○人は嫌いという考えに至った様である
そこで娘の怒りが爆発して
帰宅後に私達に
○○人は本当に嫌い
だって・・・・(上記で説明した理由)
ということを言い出した。
それも最初は自宅のエレベーターの中で
おそらく同じ○○人が乗っているところで
言うのでまた厄介な状態ではあった
私は娘に一連の話を一通り聞いた上で
物事を整理するサポートをすることにした。
どのようにしたかというと
まずは○○人が嫌いではなく
Aが嫌いなのでは?
と聞いてみた。
娘 そうだよ
私 ○○人=Aではないよね?
Aを嫌いになる理由はよくわかるけど
なぜ○○人が嫌いなの?
娘 ・・・
私 日本人でもAみたいな子いない?
娘 いるよ
私 ということは日本人も嫌い?
娘 違うね…Aが嫌い
私 だよね。Aが嫌いなことは問題ないけど
A=○○人と捉えて、○○人が嫌いという
ことにはならないのでは?
娘 確かにそうだね。
こんな様な話をしました。
日本人は島国で日本人以外の人と関わることが
少ないため、DNAとして流れているのか
○○人は嫌いとか○○人は好きみたいな感覚が
あると思う。
娘もこれに漏れずインターナショナルスクールで
多くの外国人と共に過ごしているのにも関わらず
純日本人的な感覚を持っていることに少し驚いた。
感覚だから持って生まれたものなのかもしれない。
今回の経験で娘は国籍と人を分離して
考えることができるようになったと思う。
日本にいたら国籍と人を分離して考えるという
ことは経験することが少ないので親として
教育するということもなかったかもしれない。
インターナショナルスクールという
様々な国の人と共に学び、共に生活することで
グローバルな常識というものを
教えるきっかけがあることがとても
良い環境であり、
娘にとってもこれからの
人生でプラスになる経験に
なるだろうと思った出来事でした。
とある本に日本人は〇〇人が嫌いと
よく言う理由が書いてあった
その理由に凄く納得したので紹介します。
X国が嫌い
Y国の人が嫌い
Z国の人が嫌い
となりやすい理由は
XYZ国の人に友達がいないから
ということ。
もしXYZ国の人と仲の良い友達がいたら
その国を名指しで嫌いという表現はしないと。
確かになーと納得しました。
自分自身に置き換えるとその通りだなと思いました。
娘のケースに当てはめると少し違う様にも
思いますが、まだ経験がなかったから
こういう発想になったのだと思います。
娘はインターで色々な国の友達ができていて
今回の事で整理ができたと思うので
これからは国単位で好き嫌いはなく
その出来事単位で考えれるようになってくれたら
良いなと思ってます。
それでは・・・
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